夢と現実のエンターテイメント
私事ですが、先日友人に誘われて、ある人気男性グループのコンサートライブに行ってきました!
初めてのライブだったので、まずいつもテレビで見ている人達が実在し3Dで動いているという事に感動し、かっこいい歌とダンス、完璧な演出にどんどん引き込まれていきました。そして何より一生の思い出になったのは、幸運にも目の前に本人が来て3秒見つめられるというファンサービスをもらえたことです・・!年甲斐もなく、いまだに夢と現実の区別がつかないほどの衝撃でした 😳
最近ではアイドルや俳優、アニメのキャラクターなど、自分が好きになった対象を応援する「推し活」という言葉が流行しているようですが、今ならその気持ちがよく分かる気がします。特にYouTubeやインスタグラムなどのSNSのおかげで、一昔前であればテレビの中の遠い存在だった相手を身近に感じられるようになり、推しの本人だけでなく、同じファンも頻繁に情報を発信してくれるので、ハマるスピードもどんどん加速しているのではないでしょうか。
以前は「オタク」などネガティブなイメージもありましたが、現在は若者を中心にその人の個性を表すひとつのアイデンティティとなっているという記事を多くのメディア論でも見かけます。「推し」がいる事で楽しみが増え、日常生活が豊かになったというのは、コロナ禍で出来ることが限られている今、とても意味のある事だと思います。特に私の周りは、子育ての合間のストレス解消になっているという人も多いです。
ただ同時に、心の支えとしての気持ちが強くなり過ぎて、依存になる危険性もあるかと思います。生活の一部ではなくそれが全てになってしまうと、やはり精神的に支障をきたしてしまうようです。前述の歌手グループの一人は、ライブの最後にファン全体に向けて、「死ぬなよー!」というかなり直接的なメッセージを伝える事で有名なのですが、きっと自分達アイドルの立場や役割、そしてその先のリスクなどを全て見越した上での言葉なのではないかと解釈しています。
サブカルチャーを含めて、エンターテイメントは人の生きる力になります。私自身も、推しが実在することは無事確認できたので、次のライブを目標に適度に楽しみながら過ごしたいと思っています。